お役立ちコラム

お役立ちコラム

コンクリート塗装は必要?メリット・デメリット・注意点を解説

コンクリート外壁は、塗装をしていないように見えています。
しかし、経年劣化などによって汚れや破損が目立ってくると「コンクリート塗装をしたほうがいいのか」と悩む方もいるでしょう。
実際、コンクリート外壁を塗装し直す例は珍しくありません。
本記事では、コンクリート塗装をするメリット・デメリットや注意点を紹介します。

コンクリート打ちっぱなしの外壁でも塗装は必要


 

コンクリート打ちっぱなしの外壁は、一見するとなんの塗装もされていないように見えます。
しかし、コンクリートそれ自体には防水性や防汚性などはありません。
外壁に使う場合、コンクリートに防水性などの機能を持たせる必要があります。
したがって、防水性や防外壁として問題なく使用できるように塗料を塗布します。

外壁塗装に使われる塗料は、外壁そのものより寿命が短く長くて20年前後しか持ちません。
そのため、定期的な塗り替えが必要です。

 

コンクリート塗装のメリット

 

コンクリート塗装には以下のようなメリットがあります。

美観の維持
劣化部位の補修

雨ざらしのコンクリートは、経年と共に汚れていきます。
雨の跡がシミとなって残ったりひび割れが発生したりするほか、内部の鉄心から生じたさびが浮いてくるケースもあるでしょう。
コンクリートが劣化していくと美観が損なわれるだけでなく寿命にも影響が出てきます。

コンクリートに塗装された塗料が剥がれると、雨水が内部にしみこんで劣化が進みます。
コンクリートの剥がれのほか、内部の鉄心がさびて腐食すると強度も落ちるでしょう。
コンクリートを塗装する際は劣化部分の修繕も行うため、寿命を延ばす効果もあります。
特に、個人宅の外壁の定期的な塗装は家の維持にも役立ちます。
 

コンクリート塗装の2つのデメリットとは


 

しかし、コンクリート塗装にはデメリットもあります。
ここでは、代表的な2つのデメリットを紹介します。
コンクリート塗装を検討している方は参考にしてください。

コンクリートの風合いが損なわれる

コンクリートには独特の風合いがあります。
コンクリートの打ちっぱなし外壁は、その独特の風合いを活かすデザインになっているケースも多いでしょう。
塗装をすると、コンクリートの元の色に似せた塗料を使っても、どうしても元の色合いのようにはいきません。
そこに不満を覚える方もいるでしょう。

しかし、違和感を覚えるのは最初だけで、風雨にある程度晒されればよい感じの風合いになる可能性が高めです。
また、コンクリート独特の風合いを可能な限り活かしたい場合は、業者と相談して塗料に工夫しましょう。

定期的なメンテナンスが必要になる

一度コンクリートを塗装すると、定期的なメンテナンスが必要です。
外壁塗装に使う塗料は、高い耐久性をほこりますがそれでも長くて15年前後で塗り替え時期を迎えます。

塗料が剥がれてきたり、手で壁をこすった際に白い粉がついてきたりしたら塗料塗り替えの合図です。
外壁塗装の塗り替えは一般的な一戸建てでも数十万はかかります。
経済的な負担が大きいのもコンクリートを塗装するデメリットの1つです。

しかし、塗装をすれば建物事態の寿命は延びるので、長い目で見れば塗装をし直していたほうがお得かもしれません。
 

コンクリート塗装をする際の2つの注意点


 

最後に、コンクリート塗装をする際の注意点を2つご紹介します。
コンクリート外壁を長持ちさせるために、参考にしてください。

塗装前の補修をしっかりする

コンクリートに塗装をする前に、劣化している箇所をしっかりと補修しましょう。
補修をせずに塗装をしても、外壁塗装のメリットはありません。
また、汚れを落として劣化箇所を補修すると、塗料ののりがよくなりコンクリートの面にしっかりと付きやすくなります。

塗装前の補修は優良な塗装業者ならば必ず行います。
したがって業者選びも重要です。
コンクリート塗装の経験や実績が豊富な業者を選びましょう。
近年は値段の安さを強みとする業者も増えています。
しかし、値段が安くても塗装した後数年で劣化しては意味がありません。

撥水塗料を使う

外壁塗装に使う塗料は、さまざまな効果があります。
その中でも、撥水効果の高い塗料を使いましょう。
コンクリートを劣化させる最大の原因は水です。
雨にさらされ続ける時間が長いほど、コンクリートの劣化は早まります。

外壁塗装に使える塗料は、施主が選べます。
外壁塗装を行う業者と相談して、撥水効果の高い塗料を選びましょう。
撥水効果が高い塗料にも複数の種類があり、原則として1㎡あたりの値段が高ければ長持ちします。
予算を決めておき、そのうえで一番性能のよいものを選びましょう。
防汚効果もある塗料を選ぶと、汚れも防げます。
 

まとめ

外壁塗装は、外壁の素材にかかわらず必要です。
コンクリートの外壁は一見すると無塗装のように見えますが塗装されています。
また、ベランダや屋上の床がコンクリートの場合は防水工事を兼ねて塗装が必要です。
コンクリートに塗装をすることで、美観を保ち寿命がのびます。

コンクリート打ちっぱなしの外壁の家を建てたい場合は、メンテナンスのことも考えて費用を計算するといいでしょう。
外壁塗装を行う場合は、経験豊富な業者に依頼するのがおすすめです。

関連記事