節水トイレで水道料金を節約するには?自分でできるトイレの水量調節方法を解説
毎月の水道料金が気になる方は、節水をして水道料金を抑える方法はないかと考えてしまいます。
自宅のトイレで使用する水のコントロールができれば、大幅な水道料金の節約ができるかもしれません。
この記事では、自宅のトイレを節水トイレにするための方法をわかりやすく解説します。
水道料金を節約したいという方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
トイレタンクのあるトイレの水量調節の手順
まずは、トイレタンクのあるトイレを自分で水量を調整する方法を順番にご説明します。
トイレタンクがあるトイレの場合、誰でも簡単に水量をコントロールすることが可能です。
トイレタンク内の水量が基準位置の場合の手順
① オーバーフロー菅に書かれた水位基準をチェックする
トイレタンク内には、オーバーフロー菅という部品があり、トイレタンク内の水位基準の目印が記載されています。
このオーバーフロー菅をチェックして、基準の高さよりも少ないのか多いのかをチェックしましょう。
オーバーフロー管の中の水が基準の高さにある場合、トイレタンクの水量はちょうどよい量と言えます。
その場合は、レバーにつながれたチェーンの長さを変えれば水量を変えることが可能です。
しかし、トイレのレバーが劣化して緩んでいる場合は、タンク内の水量が適量でも水の勢いが弱くなります。
②トイレの給水管の止水栓を閉める
作業を開始する前に、トイレタンク内にある給水管の止水栓を閉めましょう。
ほとんどのトイレがマイナスドライバーを使って止水栓を閉めることが可能です。
止水栓を閉めることで、トイレに流れ込んでくる水をストップすることができます。
③ トイレ蓋を開ける
止水栓を閉めて水の流れを止めたら、落としたりぶつけたりしないように注意しながらトイレタンクの蓋を持ち上げます。
➃ チェーンの長さを調節する
ゴムフロート弁に繋がっている金属あるいはプラスチックでできたチェーンがあります。
このチェーンの長さを調整することで、トイレの水量を変えることができます。
⑤ 吸水管の止水栓を開ける
トイレの水を流すために止水栓を開けます。
水量が適量でないと感じたら、再びチェーンの長さを調整して水量を変えましょう。
⑥ トイレタンクの蓋を閉める
水量が適量であると思ったら、トイレの蓋を閉めて完了です。
トイレタンク内の水量が基準位置にない場合の手順
トイレタンクの水量が多い場合、水位は基準よりも高く、水量が不足する場合は水位が低くなっています。
このような場合は、下記の手順で水位を基準位置に戻すことが可能です。
① トイレの給水管の止水栓を閉める
最初にトイレタンクの給水管の止水栓を閉め、トイレへ水が流れ込んでこないようにしましょう。
一般的なトイレの場合、止水栓を閉めるためはマイナスドライバーを使います。
② ボールタップの位置を変える
トイレタンク内の水量をコントロールするための部品としてポールタップがあります。
ボールタップは浮き沈みすることによって水量をコントロールします。
またポールタップの高さを変えるためには、フックの位置を変えればOKです。
■フックがないボールタップの場合
トイレにフックがない場合は、高さをコントロールするためには、ボールタップのアームを少しずつ曲げることで対処できます。
ロックナットはしっかりと固定するようにしましょう。
■リングがあるボールタップの場合
リングがあるポールタップの場合、リングを右にリングを回転させれば水位を上げることができますし、左に回転させれば水位を下げることができます。
③ 止水栓を開けて水量をチェック
続いて、止水栓を開けて実際にトイレの水を流し、水量がちょうどよいかチェックします。
不適切な水量だと思ったら、チェーンの長さを変えてみましょう。
➃ トイレタンクの蓋を閉める
トイレのみずを流してみて、適切な水量であると思ったら、トイレの蓋を閉めることで調整作業は終了です。
手軽に水量を節約する方法
チェーンの長さや、ポールタップの位地を変えずに、ペットボトルで簡単に水量をコントロールする方法があります。
トイレタンク内にペットボトルを入れると、ペットボトルの容量分トイレタンク内の水の容量が小さくなるので、水量を減らすことができるというわけです。
しかし、この方法は故障の原因になる場合もあるので、あまりおすすめではありません。
トイレタンクがないトイレの水量調整方法
最近は、トイレタンクがなく、水道管から直接水が流れる仕組みになっているトイレが多くなってきました。
見た目もスマートで、トイレタンクが付いているトイレよりも節水効果の高く、人気の商品となっています。
水量のコントロールもリモコン操作で簡単に行うことができるので便利です。
なお、リモコンの操作方法は、メーカーによっても異なりますので注意が必要です。
リモコンが付いてない場合は、メーカーや水道修理業者に水量調整を依頼しましょう。