お役立ちコラム

お役立ちコラム

暮らしやすくするための増築!6畳の部屋を増築ポイントと事例を紹介

住宅を購入した当初や住み始めた頃は広く感じた家でも、家族の成長や環境の変化で手狭に感じてくる可能性もゼロではありません。
その場合に考えるのが部屋の増築ではないでしょうか。

増築は簡単に行えるものではありませんが、6畳程度の増築であればできる方も多い傾向にあるようです。
この記事では6畳の部屋を増築する際の費用や注意点、6畳の部屋を増築で参考となる事例を紹介します。

これから増築を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

暮らしやすくするための増築!6畳の部屋を増築ポイントと事例を紹介

6畳の部屋を増築する際には事例が必要?

さまざまな理由によって6畳の部屋を増築したいと考えた場合、広さなどは現在の部屋をイメージすれば問題ありません。
しかし、実際に家のどの部分に増築するのかと考えた際、イメージがしにくい事もあるでしょう。

増築を考える際にはイメージがしやすいように、事例を用意しましょう。
事例があれば実際に増築の話をする際も進めやすく、家族間の食い違いを防げます。

6畳の増築をする場合のポイント

実際に6畳の部屋を増築する場合に気をつけるべきポイントを紹介します。
ポイントを事前に理解すれば実際に建築業者との話し合いの際に想像と違っていたと驚かずに、スムーズに話を進められるでしょう。

増築する場所によって費用が異なる

増築を検討する際、増築をする場所によっても費用が異なります。
一般的な住宅の場合を想定し、1階の庭に部屋を増築・2階に増築・離れとして部屋を増築する方法の費用相場を、ここでは表で紹介します。

増築場所 費用相場
1階に増築 220~320
2階に増築 400~550
離れを増築 150~300

※単位は「万円」で表示しています。

工事工法でも費用が変わる

建築方法にもいくつか種類があります。
工事工法によっても費用は異なってくるので、それぞれの特徴と費用相場をしっかり抑えましょう。

  差し掛け増築 おかぐら増築 取り壊し増築
特徴 外壁の一部を取り壊し、新たな建物と既存の建物を接続 既存の1階屋根を解体し、2階部分を上に乗せる 1階部分と2階部分をまとめて増築する方法

費用や工期がかかる

費用 220~320 400~550 (6畳の増築では不要)

※単位は「万円」で表示しています。

6畳増築した部屋の用途でも異なる

増築する部屋をどのように使用するかでも、費用は異なります。
居室として使用する場合は、紹介した費用相場内で収まりますが、水回り・防音設備・床暖房のある部屋などの増築の場合には以下の費用が必要です。

シャワーユニット設置 30~50万円
防音ルーム 100~200万円
床暖房設備 30~45万円

用途により必要な金額は異なるため、表を参考にして予算を用意しましょう。

6畳の部屋を増築する際の注意点

いざ増築をしようと考えた時に気をつけたい注意点を、ここでは紹介します。
状況によっては希望していた増築をするのが難しい可能性もあるので、注意点に当てはまるようなら早めに建築業者に相談してください。

増築する場所の確認

増築リスクがある場所は、1階・2階です。
1階や2階への増築の場合、増築前の住宅と同じ外壁材や屋根材が使えず、見た目が悪くなってしまう可能性があります。

増築部分の接続箇所が地震によってひび割れしやすいデメリットもあるので、該当する場合には注意が必要です。

現在建てられている家の工法をチェック

増築を行う場合、現在建てられている家の工法をチェックし、できるだけ同じ工法で増築を行う必要があります。
既存の建物と異なる工法で増築を行う際に許可が下りにくいためです。
事前に工法を確認して、増築を行う手続きをしましょう。

確認申請の提出が必須

増築は自由にできるものではなく、増築をするための確認申請が必要です。
増築面積が10㎡以内の場合確認申請が不要ですが、6畳の場合は規定を超えるため確認申請をせねばなりません。

確認申請には「確認申請」「中間検査」「完了検査」の3つの手続きが必要です。
確認申請を怠ると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられるため気をつけましょう。

6畳増築の事例

実際に6畳の増築をする際に参考となる事例を増築場所別に紹介します。
メリットやデメリットなどを参考にして現在の家に一番合った増築場所を選びましょう。

1階に増築

1階に増築をする場合、2階に増築するよりも費用を抑える事が可能です。
増築箇所に接する部屋の壁を壊して新たにつなぐと部屋がつながります。

既存の家の解体部分が最小限となるので、ほかの場所よりも費用を抑えられるでしょう。
増築箇所によっては、既存の部屋に日光が入りにくくなる場合もあるので、その点には注意が必要ようです。

2階に増築

2階に増築を行う場合は屋根の取り壊し、平屋の場合は階段の設置などが必要です。
平屋の場合、2階部分を支えるための強度が必要になるため、大がかりな補強工事が必要となるので費用が高額となります。
2階への増築の場合、採光などを気にせずに増築をできるのもメリットでしょう。

離れに増築

離れに増築を行う場合、既存の家に増築を行うよりも費用面を抑えられます。
プレハブ工法などを用いた場合は1階に増築をした際よりも半額程度に抑えられるので、離れに増築できる土地がある場合には、増築を検討しましょう。

まとめ

手狭になった家は6畳の部屋を増築するだけで、住みやすい家に変わります。
6畳の増築は小さな増築とはいえないので、増築をする場所の確保や増築方法の工夫が必要です。

増築する場所や工事工法によっても費用は異なるので、建てられている家の工法をチェックしながら増築する際の費用を確認しましょう。
広くなった部屋は暮らしやすくなり、家族が気持ちよい生活を送れます。
家が手狭に感じてきた方は、ぜひ増築を検討してください。

関連記事