お役立ちコラム

お役立ちコラム

屋根瓦の見分け方とは?見分け方や特徴をそれぞれ紹介

最近の住居では採用される機会はかなり減ってしまいましたが、少し昔の住宅になるとまだ瓦が残っている家はたくさんあります。
そういった家は地震や台風のあとになると、瓦屋根の修理が屋根修理会社に依頼される件数が増えます。

そのため、瓦の種類など見分けられると仕事がスムーズに進むでしょう。
本記事では、瓦の種類の見分け方や特徴を紹介していきます。
屋根修理を請け負っている会社に勤めている方、勤めたいと思っている方は必見です。

屋根瓦の見分け方とは?見分け方や特徴をそれぞれ紹介

瓦の見分け方【5種類紹介】

現在使用されている瓦には、素材や特徴などによって複数の種類があります。
和瓦と洋瓦の2種類に分かれています。

和瓦は、日本瓦と言われる場合もあり、瓦の中でも特に日本家屋にあうように作られています。
ただ、洋風の家にも使われる場合もあり、洋風の家=和瓦ではないわけではありません。

洋瓦とは、もともとは海外で住宅用に作られたものです。
現在は日本でもさまざまな洋瓦が売られています。
代表的な瓦は、以下の5種類です。

● 粘土瓦
● いぶし瓦
● 素焼き瓦
● セメント瓦
● 金属瓦

本記事で紹介するもの以外にも、瓦の種類はあります。
上記は、多くの住宅などで使われているものです。
それぞれの素材や特徴から、どのように見分けるのか紹介していきます。

さまざまな効果がある天然素材を使った粘土瓦

粘土瓦は天然素材の粘土を使用したもので、瓦の形に成形後に焼き上げるため陶器瓦と呼ばれる場合もあります。

昔は粘土瓦を使うのが主流でした。
焼き方や塗料の塗り方で「いぶし瓦」や「素焼き瓦」などに分かれていきます。
粘土瓦の主な特徴は、以下の5つです。

● 耐久性
● 遮熱断性
● 耐火性
● 防水性
● 防音性

上記のような特徴があり、主に丸みを帯びた形をしています。

ただ最近は違う素材でつくられたものでも、粘土瓦と似たような形のものもあります。
その場合は表面を見るようにしましょう。

粘土瓦は、耐久年数が80~100年とかなり長いため、目立つ劣化が出にくくなっています。
表面の塗装が剥がれている場合などは、セメント瓦の可能性が高いです。

釜でいぶしたツヤのない銀色のいぶし瓦

いぶし瓦は、粘土瓦の1種です。
粘土をかわらの形に成形したあと焼き上げます。
その際にいぶすと銀色のようなツヤのない色合いになります。

ツヤのない銀色は日本家屋や日本の雰囲気に合っているため、昔の住居にはよく使用されていました。
瓦をいぶすと炭素膜が作られるため、劣化に強い特徴があります。

見分け方は、見た目や質感です。
いぶし瓦はツヤがなく、使用年数が経つとともに色ムラが出てきます。
カラフルやツヤがある場合は、粘土瓦の中でも釉薬瓦である場合が多いです。

ただ、形は粘土瓦の1種であるため、丸みを帯びた形をしており、見分けるのは難しいでしょう。

粘土の色を活かした素焼き瓦

粘土で形を成形したあと、いぶしたり釉薬を塗ったりしない最低限の過程で作られる瓦です。

素焼き瓦は使用する粘土の色が、そのまま瓦に活かされています。
色味は天然粘土が持っている赤っぽいオレンジのような色である場合が多いです。

赤っぽいオレンジ色は洋瓦とよく似ているので、見分け方は形での見分けが主になります。

安く製造しやすいセメント瓦

セメント瓦は、セメントと川砂などを混ぜて作られた瓦です。
さまざまな形で作られ製造のしやすさや安さから、1970年代~1980年代の高度経済成長期に最も多く普及したものです。

ただ、現在はセメント瓦以外にガルバリウム鋼板など、より低価格で耐久性の高い屋根材は普及しています。
そのため、新しい家にセメント瓦が使用される場面はほぼありません。

粘土瓦とほぼ同じ形で、銀色なので見分けにくいです。
見分ける際には触ってみて、つるつるとしていれば粘土瓦、ざりざりとしていればセメント瓦である場合が多いです。

複雑な形にも適している金属瓦

金属瓦はその名の通り、金属板で作られたものです。

● 軽い
● 加工がしやすい
● 施工性がいい
● 複雑な形にでも適している

素材も鋼板やアルミニウム、ステンレスとさまざまです。

多くの素材が使われている金属瓦ですが、最近は特に耐久性や耐候性に優れたガルバリウム鋼板が多く選ばれています。
金属瓦は平たい丸みがない物もありますが、最近は粘土瓦のような丸みを帯びている金属瓦も存在しています。

その場合、見ただけでは完全に見分けるのは難しいでしょう。
ただ金属瓦は粘土瓦よりも軽いです。
実際に持ち上げてみると、金属瓦か違う瓦なのかは見分けられるでしょう。

まとめ

現在は粘土のような天然素材で作られた瓦以外にも金属性など、素材は多岐に渡っています。

だからこそ、修理などを行う際には、「その瓦は何でできているのか」を見分けるのが大切です。
瓦の素材や種類によっては、塗料の相性や修理方法が違います。

また、最近は粘土瓦ではなくても、まるで粘土瓦のような形をしている場合もあります。

本記事で紹介したのは、使われる頻度が多い瓦のみです。
色味などの見た目だけではなく、手触りや重さなどを加味して見分けるようにしましょう。

関連記事