お役立ちコラム

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外壁塗装を杉板にしてもいいの?杉板張りに塗装する時の注意点

外壁材にはさまざまなものがありますが、自然素材の1つでもある杉板を使うことがあります。
独特な風合いが楽しめる杉板ですが、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
また、杉板に外壁塗装はできるのでしょうか。
今回は杉板の外壁についてまとめていますので、参考にしてください。

外壁塗装を杉板にしてもいいの?杉板張りに塗装する時の注意点

板張り外壁とは

住宅の外壁材にはさまざまな部材があります。
最近ではサイディングといって鋼板やセメント材などを使い作られる外壁材を使うことが多いようです。
ですが、漆喰などを左官作業で塗る「塗り壁」やモルタルやタイルで仕上げる方法もあります。
板張りはその名前の通り、外壁材として木材の板を張る方法です。
板張りに使う木材は断熱性や調湿性が優れた素材を使うのが一般的です。
マツやヒノキなどを使うことがありますが、コスト面の優れた杉板を使うことが多くなります。

杉板張りのメリット・デメリット

外壁材として杉板を使うメリットやデメリットを解説します。

メリット

木材を模したサイディングボードはありますが、木材が持つ風合いは本物に勝るものはないでしょう。
自然素材である杉板は、工業品のサイディングボードのように「生産中止になり廃盤になる」といった心配もありません。
例えば、建替えや増築で同じ外壁材を使いたいといった場合、工業品の場合は廃盤のため手に入らない可能性があります。
杉板であればこのような心配はほぼありません。

自然素材である杉板は、雨や紫外線による日焼けなどの影響を受けますが、劣化することはほとんどありません。
変化はありますが、これは経年変化と呼ばれるものです。
経年劣化してしまう工業品に比べると耐久性があり、年を経た変化が楽しめる素材です。
またコストが抑えられる点も大きなメリットでしょう。
外壁に使われることが多い窯業系サイディングボードは、1枚あたり3,000円程度します。
ですが、杉板なら1枚あたり1,000円程度です。

デメリット

自然素材である杉板は、割れやささくれができることがあります。
また経変変化により寸法が変わることがあり、ねじれや反りが起こることもあります。
カビや腐食の心配もあります。

木材は火災に弱い部分もデメリットです。
このデメリットのために、防火地域では杉板による板張り外壁は適さないとされています。
なお、準防火地域においては、内壁に防火素材の壁紙を使うことで使用できるケースが一般的です。
デメリットの多くはメンテナンスをしっかりと施すことでクリアできます。
仮に、反りや腐食が起こってしまっても、その部分だけ取り換えられます。

杉板張りの外壁を長持ちさせるには

杉板張りの外壁を長持ちさせるには、施工段階で気を付けるべきことや、適切なメンテナンスを施すことが必要でしょう。

杉板が傷む環境を作らない

木材である杉板は、湿気に弱く過度な乾燥にも弱い素材です。
過度な湿気に晒され続けると腐食しやすくなりますし、シロアリなどの害虫被害にも遭いやすいでしょう。
そのため、設計段階で軒を深くして外壁に雨が当たりにくくするような工夫が必要です。
神社仏閣など板張り外壁で仕上げている建物は、軒を深くすることで100年以上、杉板張りの外壁が保たれていますよね。
植栽への水やりをする際などには、外壁に水がかからないようにするなどの配慮も大切です。

ただ、杉板は濡れてしまっても放湿性があるので乾きます。
長雨が続き外壁が濡れたとしても、過度に心配する必要はありません。
より乾きやすくするために、外壁の裏に通気を確保する工夫をしておくとよいでしょう。
板張りの方法は、横に板を張る方法と縦に板を張る方法がありますが、縦張りの方が水切れは早くなりますので、このように工夫することもおすすめです。
反りが起こると、釘が浮く心配があります。
このような場合は早めに釘を打ち直したり、反りが出た杉板を取り除き別の杉板に張り替えたりするなどのメンテナンスを施せばよいでしょう。

板張り外壁の杉板に塗装すべきか

板張り外壁の杉板を保護するために、塗装したほうがよいか迷う方もいるでしょう。
保護を目的とするなら、塗装はしてもしなくてもよいといえます。
防腐処理などの保護処理はしたほうがよいですが、着色を目的とした塗装はしてもしなくてもよいでしょう。

塗装しなくてもよい理由

杉板は環境さえ整えれば長持ちする素材です。
経年により色合いや表面の風化といった変化が起こりますが、それもまたよい風合いと感じられる素材です。
塗装すると塗装がはがれたり塗料が劣化したりします。
かえって塗装しない方が経年変化の風合いが楽しめると感じる人も多くいます。

塗装する場合の注意点

もし杉板を塗装するなら、杉板が経年変化した時の色合いに合わせるようにすれば、塗料のはがれや塗料の劣化がさほど気になりません。
白や黒・茶といった色味なら退色しにくいので、色持ちがよくなります。
別の色を塗りたい場合には、定期的に塗り替えればきれいな状態が保てるでしょう。

まとめ

天然素材である木材を外壁材として使用するのが板張り外壁です。
杉板はコストが抑えられ、経年変化による風合いも楽しめる素材で、板張り材として使われることが多い素材です。
杉板を使った外壁は、塗装しなくても問題はありませんが、好みに応じて塗装を施すのもよいですね。

外壁塗装でお悩みの方は、ぜひ株式会社LSPにご相談ください。
親身に対応いたします。

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